傘を開いた時に放射状に広がる、骨組みのこと。
親骨は傘の骨格を支える最も重要な部分で、傘のサイズや強度、開閉のしやすさなどを左右します。
詳しく解説していくと、以下のポイントがあります。
親骨の役割
- 傘布を支え、傘の形状を維持する。
- 風を受け流し、傘が裏返るのを防ぐ。
- 開閉のスムーズさを左右する。
親骨の数と長さ
- 親骨の数は、一般的に6本~16本。多いほど強度が増し、風にも強くなります。
- 親骨の長さは、傘のサイズを表す指標となり、45cm~70cmくらいまで様々です。長いほど大きな傘になります。
親骨の素材
-
スチール:昔ながらの定番素材。強度があり、価格も手頃ですが、錆びやすいのが難点。
-
アルミニウム合金:軽くて錆びにくいのが特徴。強度もそこそこありますが、スチールよりは劣ります。
-
グラスファイバー(GFRP):軽くて強度が高く、柔軟性もあるため、風にも強い素材。
-
カーボンファイバー(CFRP):非常に軽く、強度も抜群。高級傘によく使われます。
折りたたみ傘の親骨構造
-
先親骨:傘の先端部分の骨
-
中親骨:傘の中間部分の骨
-
元親骨:傘の中棒に近い部分の骨
豆知識
- 傘のサイズ表記は、一般的に親骨の長さを指します。
- 親骨と受骨(うけぼね)の接続部分を「ダボ」と言います。