はじき

傘を開閉した際に、その状態を固定するためのパーツのこと。

はじきは中棒(シャフト)に内蔵されており、傘を開いた状態、または閉じた状態を保持する役割を担っています。

小さな部品ですが、傘の使い勝手や安全性を左右する重要なパーツです。

 

はじきの種類

  • 上はじき:傘を開いた際に、下ろくろを止めることで傘が開いた状態を保持する。
  • 下はじき:傘を閉じた際に、下ろくろを止めることで傘が閉じた状態を保持する。

 

はじきの役割

  • 傘の固定:開いた状態、または閉じた状態を固定し、勝手に開いたり閉じたりするのを防ぐ。
  • 安全性の確保:傘が不意に開閉することで起こる事故や怪我を防ぐ。
  • スムーズな開閉:はじきの適切なバネ力は、傘のスムーズな開閉動作を助ける。

 

はじきの構造

  • 中棒に設けられた溝に、バネと金属片を組み合わせた部品が内蔵されている。
  • 上はじきと下はじきでは、必要なバネ力が異なるため、形状やサイズが異なる。

 

豆知識

  • はじきは、傘の開閉回数や使用状況によって、バネの力が弱まったり、破損したりすることがある。
  • はじきが破損すると、傘が固定できなくなり、使い勝手が悪くなる。
  • 手開き傘の場合、はじきを適切に操作することで、指を挟むなどの事故を防ぐことができる。
  • 基本的には写真のような板バネ形状だが、ろくろにはじき機能が内蔵されたものがある。

 

はじきは、一見目立たない部品ですが、傘の機能性と安全性を保つ上で重要な役割を果たしています。