折りたたみ傘の中棒引張試験
折りたたみ傘は、縮めていた中棒を伸ばして使用します。
中棒を引っ張る動作に対して接合部の強度が不足していると、折りたたみ傘を伸ばす際の力によって、中棒が抜けてしまう可能性があります。
この試験は、折りたたみ傘の中棒を伸ばした状態で荷重を一定時間加えることで、中棒が抜けないことを確認する試験です。
試験方法
基準
中棒接合部に緩み、抜けのないこと。
同じ試験方法で以下の2種類の試験方法があります。
試験の目的
傘の中棒と手元、あるいは飾り手元が、使用中に簡単に外れてしまわないかどうかを調べる試験です。
試験方法
試験基準
試験後、 ひび割れ、緩み、抜け など、使用に支障をきたす異常がなければ 合格 となります。
この試験は、JUPA(日本洋傘振興協議会)が定めるJUPA基準(洋傘のJIS規格)に基づいています。
折りたたみ傘には、手元を持つタイプと中棒を持つタイプの2種類があります。
手元を持たないタイプの傘は「飾り手元」と呼ばれ、軽量化のために取り付け強度が低く設計されています。
そのため、飾り手元は小さく作られており、使用者は中棒を持って使うように促されます。
これは、軽量化と耐久性のバランスをとるための工夫です。
試験の目的
この試験は、傘の中棒と上ろくろが、使用中に外れてしまわないかどうかを調べるためのものです。
上ろくろは、傘を開いた際に骨組みを支える重要なパーツです。
もし中棒と上ろくろの接合部分が弱いと、強い風などで傘が壊れてしまう可能性があります。
試験方法
試験基準