折りたたみ傘の中棒引張試験
折りたたみ傘は、縮めていた中棒を伸ばして使用します。
中棒を引っ張る動作に対して接合部の強度が不足していると、折りたたみ傘を伸ばす際の力によって、中棒が抜けてしまう可能性があります。
この試験は、折りたたみ傘の中棒を伸ばした状態で荷重を一定時間加えることで、中棒が抜けないことを確認する試験です。
試験方法
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中棒を伸ばした状態で、引張試験機の下のつかみで手元部分を、上のつかみで中棒の先端部分を固定します。
- 引張試験機で350N(35.7kgf)の荷重を加えた状態で1分間保持します。
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中棒を試験機から取り外し、接合部の異常の有無を確認します。
基準
中棒接合部に緩み、抜けのないこと。