傘の中棒は、傘の軸となる部分であり、文字通り傘の「中心」を担う重要なパーツです。親骨や受け骨、手元、生地など、傘のすべての構成要素を繋ぎとめ、傘全体の強度と安定性を支えています。中棒は「シャフト」とも呼ばれます。
中棒は、傘の開閉動作をスムーズに行うためのガイドとしての役割を果たします。傘を開く際には、中棒に沿って親骨と受け骨が上昇し、傘の骨組みが広がります。また、中棒は傘の重量を支え、バランスを保つ役割も担っています。
中棒には、強度と重量のバランスを考慮して、様々な素材が使用されています。
スチール
アルミニウム
グラスファイバー
カーボンファイバー
木材
中棒は、傘のサイズや種類によって、その構造が異なります。
一本棒
伸縮式
中棒の太さは、傘の強度と安定性に影響を与えます。一般的に、太い中棒ほど強度が高く、安定性も増します。しかし、太すぎると重量が増し、携帯性が損なわれる可能性があります。
種類 | 外径 | 肉厚 | |
鉄(スチール) |
親骨の長さが55cmまで | 10mm未満 | 0.45mm以上 |
10mm以上 | 0.40mm以上 | ||
親骨の長さが55cm〜70cmまで | 10mm未満 | 0.50mm以上 | |
10mm以上 | 0.40mm以上 | ||
アルミ合金 | 8mm | 1.00mm以上 | |
10mm | 0.65mm以上 |
※許容誤差
中棒を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
中棒を長く愛用するためには、適切なメンテナンスが必要です。
アンベルの傘は、高品質な素材と丁寧な製造工程により、丈夫で長持ちする中棒を採用しています。
それぞれの傘の製品ページには、使用している中棒の素材や構造などの詳細情報を記載していますので、ぜひ参考にしてください。