傘のろくろは、親骨と受け骨をまとめ、傘を開閉するための重要なパーツです。傘の開閉時に手で触れる部分であり、スムーズな動作と安全性を確保するために欠かせません。
ろくろは、傘の構造によって主に2種類に分けられます。
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上ろくろ: 親骨を束ね、中棒の上部に位置するろくろです。
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下ろくろ: 受け骨を束ね、中棒の下部に位置するろくろです。
ろくろには、耐久性と操作性を考慮して、様々な素材が使用されています。
ナイロン樹脂
- 軽量で耐久性があり、衝撃に強い素材です。
- 加工が容易で、様々な形状に成形できます。
ポリカーボネート
- 耐衝撃性、耐熱性、透明性に優れた素材です。
- 高強度で、長期間の使用に耐えられます。
ABS樹脂
- 耐衝撃性、耐熱性、加工性に優れた素材です。
- コストパフォーマンスに優れています。
木材(主に和傘)
- 天然素材ならではの温かみがあり、高級感のある傘に用いられます。
- 水分に弱く、腐食しやすい。
ろくろは、傘の種類や用途によって、様々な構造が採用されています。
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手動式: 手でろくろを上下させて開閉する、一般的なタイプです。
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自動式: ボタンを押すだけで自動的に開閉するタイプです。
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安全ろくろ: 指を挟みにくいように、特殊な形状に設計されたろくろです。小さな子供でも安全に傘を開閉できます。
ろくろを長く愛用するためには、適切なメンテナンスが必要です。
- 樹脂素材は紫外線に弱いです。傘を乾かす際は太陽光を避け、陰干しにしましょう。
- 汚れが付着した場合は、柔らかい布で拭き取りましょう。
- ろくろの動きが悪くなった場合は、潤滑剤を少量使用しましょう。(多量につけると生地に油が付く場合があります)
- 破損した場合は、修理または交換を検討しましょう。
アンベルの傘は、高品質な素材と丁寧な製造工程により、スムーズな開閉動作と安全性を両立したろくろを採用しています。
それぞれの傘の製品ページには、使用しているろくろの素材や構造などの詳細情報を記載していますので、ぜひ参考にしてください。