高品質な傘を作るための14項目の品質試験と検品体制。
アンベル社が実施する傘の品質試験項目を一覧で紹介。
撥水性、強度、耐風性、紫外線遮蔽性など、様々な試験方法と基準を解説しています。
品質試験の名称をクリックすると、その詳細ページに移動します。
傘は雨天時に雨水を防ぐための道具であり、傘内部に雨水が漏れないことは重要な性能の一つです。
傘生地には、はっ水や防水加工が施されている場合が多いため、生地自体から水が漏れることは稀です。
しかし、傘を組み立てる際の縫製部や接合部などから水が漏れる可能性があります。
そこで、傘の耐漏水性を評価するために、人工雨を降らせて傘内部に水が漏れてこないかを確認する試験を実施しています。
傘の生地にとって、雨水をはじく性能は非常に重要です。
この性能を評価するのが「撥水度試験」です。
この試験は、生地がどれだけの水圧に耐えられるかを調べることで、水の浸透に対する抵抗性を評価するものです。
JIS L 1092 A法(低水圧)に準拠して行います。
染色堅牢度とは、繊維製品の染色された部分が、光、水、汗、摩擦などの外的要因によって、どの程度色褪せたり、色移りしたりするかに対する抵抗性を示すものです。
染色堅牢度が高いほど、色褪せや色移りがしにくく、美しい色合いを長く保つことができます。
傘の親骨は、傘を開いた状態を維持するための重要な骨組みです。
この親骨の強度が不足すると、風などで傘が反り返ったり、最悪の場合、折れてしまうこともあります。
親骨の先端に負荷を加え、傘に異常が生じるかを確認します。
傘の親骨は、傘を開いた状態を維持するのに重要な役割を果たします。
この親骨の強度が不足すると、風などで傘が反り返ったり、最悪の場合、折れてしまうこともあります。
三点負荷治具を使用して、親骨が折れる時の強度を測定します。
傘を左右に振ったり、回したりして水滴を落とすことはよくあるでしょう
実は、この動作で傘には大きな負担がかかっています。
この試験では、傘がそのような日常的な動作に耐えられるかどうかを調べます。
傘の中棒は、傘の骨組みや生地を支える中心となるパーツです。
この試験では、中棒が使用中の負荷に耐えられる強度を持っているかを調べます。
※この試験は、長傘に適用されます。
折りたたみ傘は、縮めていた中棒を伸ばして使用します。
中棒を引っ張る動作に対して接合部の強度が不足していると、折りたたみ傘を伸ばす際の力によって、中棒が抜けてしまう可能性があります。
この試験は、折りたたみ傘の中棒を伸ばした状態で荷重を一定時間加えることで、中棒が抜けないことを確認する試験です。
日傘でよく見かける「99%UVカット」や「UPF50」といった表示。
これは、生地が紫外線をどれだけ遮断するかを示す数値で、紫外線遮蔽性試験によって測定されます。
傘の遮光率検査とは、傘が太陽光をどれだけ遮ることができるのかを調べる試験です。
日傘を選ぶ際に重要な指標となる「遮光率」を測定します。
日傘を選ぶ際に、「遮光率」と並んで重要なのが「遮熱率」です。
遮熱率検査とは、傘が太陽光に含まれる熱をどれだけ遮断できるかを調べる試験です。
傘の遮熱効果率とは、傘が太陽の熱をどれだけ遮ってくれるのかを示す数値です。
この数値が高いほど、傘の下は涼しくなります。
※この試験は、傘製品になった状態での遮熱効果を率で表すことを目的としています。
耐風試験に関しては、公的な規格基準がありません。
アンベル社の試験方法および基準で耐風性能テストを実施しています。
アンベルの徹底した品質管理
安心・安全な傘をお届けするために。
私たちの工場では、9つの厳しい検品工程をクリアした製品だけをお客様のもとへお届けしています。