傘の最終検品

アンベル株式会社の協力工場では、以下の項目で全量最終検品を実施しています。

以下の項目は標準的な商品に適用され、商品の仕様によっては下記項目以外の箇所も検品します。

外観検品

  • 形状: 生地は適切に張っているか確認します。
  • 汚れ: 骨などから付着した油汚れや、作業中に発生した汚れがないか確認します。
  • 糸始末: 縫製箇所の糸始末はきれいに処理されているか確認します。

 

表示

  • 品質表示ラベル: 製品と一致しているか、向きは正しいか確認します。
  • 縫い込み表示: 製品と一致しているか、縫い付け位置は正しいか確認します。

 

傘骨

  • : 錆やめっきの変色などがないか確認します。
  • めっき: めっきの剥がれ、傷などがないか確認します。
  • 破損: 傘骨の折れや曲がりなどを確認します。
  • 開閉動作: 開閉動作を行い、スムーズに操作できるか確認します。
  • はじき動作: はじきがスムーズに操作できるか確認します。
  • 抱き針: 緩み、ガタツキなどがないか確認します。
  • 安全キャップ: 抱き針に取り付ける安全キャップが確実に取り付けられているか確認します。
  • ろくろ: バリ、破損、汚れなどがないか確認します。
  • ハトメ: 脱落などがないか確認します。

 

傘生地

  • 色落ち: 生地の色落ちがないか確認します。
  • 穴あき、透光: 生地穴や、著しく透ける箇所がないか確認します。
  • プリント: 正しい色、デザインでプリントされているか確認します。
  • 色差: 日焼けなどしていないか確認します。
  • 織り傷: 生地織り傷などがないか確認します。

 

縫製

  • ミシン縫製: 縫い直し跡がないか、規定通り縫製されているか確認します。
  • 露先縫製: 露先部分がしっかり縫製されているか確認します。
  • 中綴じ: 中綴じ部分がしっかり縫製されているか確認します。
  • 三巻: きれいに縫われているか確認します。フリル、ピコレース、パイピングなどの加工がある場合は、加工部分も確認します。
  • 織りネーム: 織りネームが正しい位置で縫い付けられているか、縫製に問題ないか確認します。
  • 触診検品: 縫製箇所を手でなぞり、折れ針など異物混入がないか確認します。

 

手元・石突・露先

  • 破損: ヒビやバリなどがないか確認します。
  • 接着: 抜けやグラつきがないか確認します。
  • 方向性: 正しい方向で取り付けられているか確認します。
  • 保護パック: 傷を保護するパックが破れていないか確認します。
  • ストラップ、ネームプレート: 汚れや正しい取り付け位置になっているか確認します。

 

その他の付属品

  • 帯、ネームバンド: ベルクロやボタンが正常に機能するか確認します。
  • 天紙、菊座: はみ出しやゆがみなどがないか確認します。
  • 共袋: 汚れがないか、縫製に問題ないか、ボタン等がある場合は正常に動作するか確認します。