創業ストーリー

アンベル株式会社は、高機能な傘の企画・輸入販売を行う会社として、2016年4月に設立されました。

 

創業者の辻野義宏は、傘業界において30年近いキャリアを持つベテランです。大手量販店向けの営業、プライベートブランド商品の企画、中国の委託工場との連携など、幅広い業務に携わってきました。傘の素材や技術に関する深い知識を活かし、数々のヒット商品を生み出しました。

 

しかし2014年、辻野が勤めていた会社が債務超過に陥り身売りされます。さらに2年後、身売り先の親会社が粉飾決算により突然破産するという事態に。傘の需要期である梅雨シーズンに向けて、大手アパレルなどから受注を獲得し、工場へ発注していた辻野氏は、窮地に立たされます。

 

納入先や取引先の励ましもあり、辻野氏は同僚の杉山穣、菅野智夫と共にアンベルを立ち上げることを決意しました。

 

長年の信頼関係から、大手アパレルとの取引も継続することができ、創業当初から事業を軌道に乗せることができました。しかし、老舗問屋の看板を失ったアンベルは、新興メーカーとして生き残るため、機能性による差別化戦略を選びました。

 

業界の慣習にとらわれず、骨や生地のメーカーと直接交渉し、具体的な要望を伝えることで、他社にはない独自の傘を開発しました。世界最軽量級の折り畳み傘はその代表例です。

 

アンベルは、こうした開発ストーリーや第三者機関による検証結果をウェブサイトで公開することで、開発力のある会社として認知されています。

History


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