皆様こんにちは!アンベル株式会社の辻野です。
今回は、お客様から生地を支給していただくOEM傘について、詳しく解説していきます。
オリジナルデザインの傘を作りたい!というお客様から、生地を持ち込みで傘を作ってほしいというご要望をいただくことがあります。しかし、傘の生地は特殊なため、いくつかの注意点があります。
傘は雨や日差しから私たちを守るための道具。そのため、生地には撥水性や耐光堅牢度、紫外線カット機能など、様々な機能が求められます。加えて、傘として仕立てた際に、スムーズに開閉できる柔らかさも必要です。
持ち込み生地でOEM傘を製作する際は、これらの点を考慮した生地をご用意いただくことが重要です。
今回は、傘生地に求められる性能について、一般的な品質基準を交えながらご説明いたします。
傘生地に求められる性能
雨傘には、水をはじく性能である撥水性が不可欠です。
撥水性は、JIS L 1092に準拠した「撥水度試験」で評価します。
この試験では、生地に水を散布し、そのはじき具合を1級から5級に分類します。
5級が最も撥水性が高く、表面に水滴が全く付着しません。
一般的には、3級以上の撥水性が求められます。
雨傘には、日光に長時間さらされても色褪せしにくい、高い耐光堅牢度が求められます。
JIS L 0842に準拠した試験方法で、人工光源を用いて生地の色褪せ具合を評価します。
1級から8級までで評価し、数字が大きいほど耐光堅牢度が高いことを示します。
傘生地では、一般的に3級以上が望ましいとされています。
※一般的な他の堅牢度も必要です。
日傘の場合には、紫外線を遮断する機能も重要です。
紫外線遮蔽性試験では、生地が紫外線をどれだけカットできるかを測定します。
結果は「紫外線遮蔽率(%)」または「紫外線防護係数(UPF)」で表示されます。
UPFは数値が高いほど日焼けを防ぐ効果が高く、UPF50なら、肌への紫外線の影響を1/50に低減できます。
雨傘には、撥水性に加えて、水の浸透を防ぐ防水性も必要です。
JIS L 1092 A法に準拠した耐水度試験では、生地に水圧をかけ、どれだけの水圧に耐えられるかを測定します。
数値が高いほど防水性が高く、傘の場合は250mm以上の耐水度が求められます。防水性を高めるためには、一定の糸密度が必要で、同時にアクリルコーティングやポリウレタンコーティングなどの加工が施されます。
5. 風合い
傘生地は、上記の機能性を満たすだけでなく、適度な柔らかさも重要です。
柔らかさが不足すると、傘を畳みにくくなるなど、使い勝手が悪くなってしまいます。
これは数値的な基準で表すことは難しいものの、傘の使い心地を大きく左右する要素の一つです。
まとめ
お客様から生地を支給していただくOEM傘の場合、これらの性能を満たした生地をご用意いただくようお願いしています。
生地選びでお困りの際は、お気軽に当社にご相談ください。
アンベル株式会社では、お客様のご要望に合わせた高品質な傘作りをサポートいたします。
OEM傘に関するお問い合わせは、ぜひ当社ホームページをご覧ください。