遮光や紫外線カットに関する表示について

過去には下記の記事を公開しました。

 

2020/11/26

「完全遮光」や「遮光100%」といった表示をやめます

https://www.amvel.net/20201126

 

しかし、お取引先様よりご指摘があり、表示内容を変更することになりましたのでお知らせいたします。

 

変更内容ですが、「完全遮光」については引き続き表示しない方針です。

傘には縫い目があるため、縫い目から光が漏れる以上、「完全」という表示は不適切と考えるからです。

 

「遮光率100%」については、当初「完全遮光」と同様に100%という表示も問題があると考え、2024年3月中旬までは遮光率100%であっても、「遮光率99.99%以上」と表示していました。

 

しかし、この度「遮光率100%」に表示を戻すことになりました。

以下に理由をご説明します。

理由①

遮光率の検査について、現在は生地のみでしか実行できないため、生地のみの検査結果しか入手できません。

本来は傘製品として、遮光率が何%なのかを検査機関に計測していただきたいのですが、現時点では製品での検査方法や規定がない状況です。

なお、生地のみでの検査については、アンベル社の現行販売している商品の生地検査をすべて取り直し、遮光を表現している商品はすべて遮光率100%でした。

 

理由②

生地のみで遮光率100%でも、縫い目があるから99.99%以上という表示をしていました。

しかしお客様より「縫い目があるから99.99%以上というエビデンスはあるのですか?」というお問い合わせがありました。

実際にそのようなエビデンスはありませんので、エビデンスがある表示に切り替えることにしました。

「遮光率100%」という表示をし、補足として以下の注意書きを追加します。

 

  • 表示の遮光率・UVカット率は生地のみの検査結果です。
  • 現在の検査基準では、傘製品としての検査はできません。
  • 縫い目などから光が漏れる場合があります。

以上の理由から、遮光率に関しては、生地としての検査結果を表示していきます。

また紫外線カット率も同様で、生地としての検査結果を表示することにします。

アンベル社が使用している遮光生地のスペック

すべての生地で、遮光率、紫外線カット率、可視光線カット率は100%です。

近赤外線カット率はカラーによって異なりますが、いずれも99.7%以上カットします。

HEATBLOCK CORDURA® Fabric

HEATBLOCK KALCT

HEATBLOCK pentagon / HEATBLOCK VERYKAL

VERYKAL LARGE Flat