2024年スタートしました。
今年の傘市場はどうなるのでしょうか。
自分なりに考えていることをアウトプットしていきたいと思います。
2023年11月まで、傘の輸入
1月〜11月まで、日本全体の洋傘輸入数・金額を一覧にしました。
金額に関しては為替変動が大きいので、単純比較は難しい前提で書きます。
数量は前年は超えたものの、コロナ前(2019年)の状況には回復していない状況です。
2024年は2019年並みに戻ることを期待しています。
折りたたみ傘は分母は小さいものの、かなり好調である様子がうかがえます。
※金額単位:千円
参考までに率での過去比較
※財務省貿易統計統計(https://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm)のデータを抽出・加工して作成
※統計品目番号の「その他 660110000」は当ページの集計には含めておりません
※為替は三菱東京UFJ銀行:US$/JPY・年間平均TTMレートを参照
日傘・晴雨兼用傘が更に伸びる
直近3年位感じていることですが、暑い日が年々増えているように思います。
実際、アンベル社の販売実績としても、日傘・晴雨兼用傘は伸びており、2024年は業界全体でも需要が増えるのではないかと想定しています。
新しい遮光生地を開発
そんな日傘・晴雨兼用傘需要増を見込んで、アンベル社は2024年向けに新しい遮光生地を開発しました。
日傘・晴雨兼用傘の生地って開発が難しいんですよね。
紫外線カットや遮光・遮熱性能を出すため、また日傘っぽい風合いを出すために、どうしても生地が厚く・重く・硬くなってしまう。
アンベル社としては、『暑いのが日常になってしまった』近年の生活に対応するため、もっとカジュアルに持てる日傘用生地の開発が必要だと考えています。
デメリットである、厚く・重く・硬くを『薄く・軽く・しなやか』を満たした生地の商品を計画しています。
開発者の私からすると、かなり革命的な遮光生地で、2024年2月にはローンチ予定です。
企業の透明性や公正性
話は飛びますが、昨今企業の不正行為が社会問題となっています。
不正は企業の信頼を揺るがし、組織の健全性を損なうだけでなく、社会全体にも悪影響を及ぼします。
コーポレートガバナンスなどと言われれ久しいですが、近年はより高いレベルを求められていると感じます。
傘で言えば、性能検査の数値を誤魔化したり、使ってはいけない材料を使ったりなどしている企業は淘汰されることだと感じます。
最後までご覧いただきありがとうございました。