モノ作り好きな私は、ほとんどの生産現場を見学していますが、アルマイトだけは見たことがありませんでした。
「めっきと似たようなものだから見る必要ない」と周りの方に言われていたのもありますが、今回はアルマイト工場を訪問させていただきました。
アルマイトとは、アルミ表面に色を付けるめっき加工のようなもの。
アルマイト加工をしない素のアルミは傷が出やすく、耐食性も低いです。
アルマイト加工をすることで、傷が出にくく、耐食性が高くなります。
身近なものですが、MacBookはアルマイト加工したもの、1円玉は素のアルミです。
今回、新たな知識となったのはこちらです。
パッと見、同じように見えますが、写真上は艶消しの黒、写真下は艶有りの黒です。
商品の仕様によって、こういった細かい部分にこだわっていきたいと思います。
アルマイト(陽極酸化処理)はこのような現場で、ある程度自動化されています。
アルマイト自体は自動化されていますが、その前準備はアナログで、人の手によってセットされます。
大変細かく大変な仕事です。
長いものは、このような器具にセットされます。
色は上記写真のように、様々なカラーが可能で、Pantoneで指定すれば、近い色の再現が可能。
ただしアルマイトはアルミをベースに着色?されていくので、ややグレイッシュな仕上がりになります。
艶有り、艶無しの指定も可能です。