【非公式】傘のお手入れ

お客様から「撥水効果は戻るものでしょうか?」という質問をいただきました。

非公式ではありますが、はっ水効果が戻るお手入れ方法をシェアさせていただきます!

日々の取り扱い

お手入れ方法をシェアする前に、日々の取り扱いについてアドバイスです。

 

  • 濡れたまま放置しない

特に折りたたみ傘は「濡れたまま傘袋に入れて、翌朝まで放置」ってやりがちです。

なぜかはわかりませんが、これをやると撥水性がぐっと下がります。

「濡れたらなるべく早く乾かす」を意識してください。

 

  • 生地をなるべくさわらない

これはなかなか無理なのですが、ネームバンド部分を持ち、傘をたたむと生地をさわらずに閉じることができます。

生地を直接手でさわると、手の皮脂が生地に移り、撥水性を低下させてしまいます。

メンテナンス方法

使用頻度にもよりますが、購入して半年から1年以内であれば、このようなメンテナンスで撥水が復活するはずです。

  1. お風呂場で傘を開き、生地表面にシャワーでお湯をかけます。温度は40℃前後でOKです。
  2. 生地の表面汚れをざっと落とすイメージで、生地表面全体を洗い流す。
  3. 縫い目部分にはシャワーを長く当てない。縫い目から水が漏れ、傘内部に水分が浸透し、傘骨のサビの原因になります。
  4. 陰干しで完全に乾かす。
  5. 生地表面にドライヤーを当てる。
  6. 髪を乾かすように一箇所に集中せず、生地表面全体に熱を与えるイメージ。
  7. 特に生地の折り目は撥水が悪くなりがちなので、折り目部分は集中的に熱を与える。(生地表面はフッ素で撥水コーティングされており、フッ素は熱で復活する特性がある)

 

もっと念入りに

もっと念入りにはっ水を復活させたい場合はドライヤーではなくアイロンを生地に当ててください。

アイロンの場合は上記の5-7の手順が変わり、

 

  • 生地の裏側にアイロンを当てる
  • 低温〜中温で、スチームなし、生地には軽く当てる(シワを伸ばすのではなく、生地に熱を与えるイメージ)
  • 生地の折り目にアイロンを当てると折り目が消えてたたみにくくなるので、折り目付近は特に軽めに。

新品に近い状態にするには

購入時のような、水弾きにしたい方は、上記のメンテナンス後、防水(はっ水)スプレーをお試しください。

アンベル社の推奨する防水(はっ水)スプレーは以下の商品です。

アンベル社の商品に実際にテスト済みで、さすが傘専用で作った撥水スプレーで、効果はとてもいいです。

 

【追記】

スプレーはかけすぎないように注意してください。

一度のスプレー量が多いと、生地にシミが残ってしまいます。

十分に撥水させたい場合は、少量をかけて完全に乾かしてから再度スプレーを繰り返すと撥水効果が高くなります。