2021年1月-5月 洋傘の輸入分析

2021年1月〜5月までの洋傘の輸入数・輸入金額を調べてみました。

※財務省貿易統計統計のデータを抽出・加工して作成

※統計品目番号は660199000、660191000で調査。その他の660110000は含めず。

2021年1月〜5月 洋傘の輸入数・輸入金額

  数量 金額 平均単価
(円)
(本) 構成比 (千円) 構成比
長傘 22,933,971 73% 6,398,043 57% ¥279
折傘 8,339,059 27% 4,830,025 43% ¥579
合計 31,273,030 *** 11,228,068 *** ¥359

2019年1月〜5月 洋傘の輸入数・輸入金額

  数量 金額 平均単価
(円)
(本) 構成比 (千円) 構成比
長傘 36,642,081 71% 9,495,661 55% ¥259
折傘 14,651,663 29% 7,897,774 45% ¥539
合計 51,293,744 *** 17,393,435 *** ¥339

※比較データはコロナ影響前の2019年としました。

2021年と2019年比較(1月〜5月)

  数量 金額 平均単価
長傘 63%(37%減) 67%(33%減) 108%
折傘 57%(43%減) 61%(39%減) 107%
合計 61%(39%減) 65%(35%減) 106%

※2019年を100とした場合の比較です。

4月末時点で同様の調査をしました。

その時には、まだ雨シーズンのピークではないので、梅雨の販売商戦を目前にした5月になれば輸入は増えるだろうと楽観視していましたが、結果は4月の時とほぼ状況かわらずで、激減と言える状況が継続しています。

※過去データを確認しても1年間を通して、4月と5月が輸入のピークです。

 

2019年に対し数量ベースで39%減、金額ベースで35%減という状況。

「ざっくり3割〜4割、輸入は減っている」と表現しても大げさではないと思います。

 

一方で傘の販売が同様に3〜4割減っているかと言えば、そうではないと思います。

2020年に輸入した傘がコロナの影響で滞留在庫になっていて、その在庫の販売を2021年に行っていることも考えられ、今年は在庫調整の年なのかもしれません。

 

ちなみに降水量(東京)の1月〜5月累計は2019年比で大きな差はなく、以下の通りです。

若干2021年の降雨量が多い状況です。

  • 2019年 1月〜5月 386.5mm
  • 2021年 1月〜5月 560.5mm