2021年1月20日、新製品ベリカルラージの先行販売が始まります。クラウドファンディングMakuakeにて、ローンチです。
ぜひ、皆様のご支援をよろしくお願いします!
VERYKALとは
さて新製品のベリカルラージ、なぜ開発したのか?を語っていきたいと思いますが、その前にベリカルとは何かをご説明します。べリカルとは2019年末にローンチした超軽量自動開閉傘で、Makuake、Kickstarter、zeczecのクラウドファンディングでは3,280人の応募、約1,700万円超のご支援をいただいたプロダクトです。
2020年の大ヒット商品に
「自動開閉傘は重いもの」という常識を覆したプロダクトで、親骨54cm/親骨本数6本の自動開閉傘としては世界最軽量級の164g。従来の自動開閉傘の同等サイズで約250グラム〜300グラムですから、他社品に比べ34%〜45%の軽量化に成功しました。2020年の年間でも、累計販売2万5000本以上を達成した大ヒット商品となりました。
大きなサイズにできないか?
たくさん売れるほどフィードバックも多く、要約すると「このコンセプトで大きなサイズにできないか?」というご意見が多かったのです。大きなサイズというと、男性からの意見が多かったと思われがちですが、意外と女性からのご意見も多く、「服やバッグを濡らしたくない」「子供がいるから自動開閉が便利」といったご意見で、女性向け傘もサイズアップ傾向にあるのではないか?と感じます。
サイズ設定にはかなり悩んだ
「大きく」と「軽く」は矛盾するので、開発には非常に苦労しました。サイズなのか軽さなのか?どっちを取るのか?
私としては中途半端な商品は出せないという思いもあり、全体バランスの構造設計に悩み、試作は何度も繰り返しました。
途中で親骨サイズを58cmにすることも検討していて、「VERYKALに比べ多少大きく、200gを切るくらい」というところまではたどり着いたのですが、明らかにサイズが大きくなったとは思えず、結局58cmサイズは中止にしました。
ベリカルラージは親骨60cm、開発途中のものは58cmとたった2cmの差ですが、この差が傘を広げたときの濡れにくい安心感になっていると思います。
欧米向けは58cmがレギュラーサイズ
店頭にある製品も親骨58cmという自動開閉傘が多く、親骨60cmの自動開閉傘は意外と少ないのが現状です。
この状況をフレームメーカーに確認したところ、「欧米向けでは親骨58cmがスタンダードなサイズで、親骨60cm用の金型がない」ということでした。(日本ですと、54cm〜55cmがレギュラーサイズです)
濡れにくいという安心感
サイズが大きくなったことを何度も書いておりますが、使用感としては身長171cmの私がリュックをして歩いても、十分なカバー面積があり、本当に雨に濡れにくい安心感があります。女性なら大きめのトートバッグを持っていても、バッグ含め濡れにくいカバー面積となっています。
最後に
パーツ細部にもかなりこだわりましたので、製品詳細については、プロダクトページをご覧ください。
https://www.amvel.net/verykal-large/
メリットばかり書いてしまいましたが、デメリットをあえて書くならサイズが大きくなったことで、生地の面積が大きくなっています。傘の内側に風が吹き込んだ場合、風に煽られやすいので、風が強いときには風上に傘の先端(石突)を向けて傘を持つようにして下さい。また両手で傘を支えるように(剣道の竹刀を持つようなイメージ)持っていただけると、安定すると思います。
<公式プレスリリース>
”大きくて軽い”を追求したワンタッチ開閉の自動開閉傘「VERYKAL LARGE」がついに完成
<Makuake>
超軽最のらくらくワンタッチ折りたたみ傘『ベリカル』の大きめサイズがついに登場!
<プロダクトページ>
VERYKAL LARGE 世界最軽量級の60cm自動開閉傘
Yoshihiro Tsujino / Amvel inc. CEO
1992年、創業明治17年の傘の老舗企業へ入社。営業→企画へとキャリアを積み、「業界初の安全自動開閉傘」や「風に負けない傘」などを開発し耐風傘ブームを作る。その後、役員へと歩むものの、2016年2月に突然の倒産。2016年4月にアンベル株式会社を創業し、「超軽量折りたたみ傘」などの高機能傘の開発に邁進している。
一般社団法人日本日傘男子協会の理事も務める。