クラウドファンディング Makuakeにて、再帰反射生地を採用した「BEETLITE(ビートライト)」という新製品を2020年7月9日夜に発表しました。
現時点(2020年7月10日 13時)で初回リターンは完売となり、追加リターンを準備中です。サポーターの皆さん、ありがとうございました。想定外に大きな反応で、正直驚いています。
(参考:クラウドファンディング Makuake 『BEETLITE』)
商品開発STORY
BEETLITEは、開発者の私自身が「雨の夜道は危ない」と感じたことが起点となっています。
ある雨の日の夜クルマを運転していて、交差点を左折した先に、横断歩道ではない車道を横切る人がいて、ぶつかりそうになりました。幸いスピードも出ていなかったので、急ブレーキを踏んで事なきを得ました。
当時その車道を横切っていた人は、濃いグレーのスーツに黒い傘で、今思えば傘の夜間視認性が高ければ、もっと早く人がいることを認識できたのではないか?という思いから開発をスタートしました。
歩行者側の立場で
最近ではEV車やハイブリッド車の普及に伴い、クルマが近づいていることを歩行者が認識しにくいという問題があります。
モーター走行時に、あえて音を発生させる仕組みはありますが、歩行者がイヤホンをしている場合もあります
そこで再帰反射傘を使い、ドライバーに認識してもらいましょう。
従来品では、傘生地の一部分が光るというものはありますが、傘生地全面がオーロラのように光るというものはありません。
オーロラのように光る反射は、見る角度により色が変化しているように見えるので、ドライバーからの視認性はかなり高いと思います。
逆に光の当たっていない角度から傘を見ても、ほとんど反射は見えないので、目立ちすぎる心配はありません。
生地全面が反射することで視認性アップ
そこで再帰反射傘を使い、ドライバーに認識してもらいましょう。従来品では、傘生地の一部分が光るというものはありますが、傘生地全面がオーロラのように光るというものはありません。
オーロラのように光る反射は、見る角度により色が変化しているように見えるので、ドライバーからの視認性はかなり高いと思います。逆に光の当たっていない角度から傘を見ても、ほとんど反射は見えないので、目立ちすぎる心配はありません。
夜道の安全・安心
昨夜のリリース後、たくさんのコメントいただきました。サポーターの皆様、ありがとうございます!
当初、「再帰反射傘はニッチな需要だろうけど、新製品を出してみよう!」という、本当にトライアルの気持ちで出品させていただきましたが、意外にも多くの方が「夜道の安全・安心」に関心のあることがわかりました。
今後は傘だけでなく、レインコートやバッグなどの展開も検討していきたいと思います。
Yoshihiro Tsujino / Amvel inc. CEO
1992年、創業明治17年の傘の老舗企業へ入社。営業→企画へとキャリアを積み、「業界初の安全自動開閉傘」や「風に負けない傘」などを開発し耐風傘ブームを作る。その後、役員へと歩むものの、2016年2月に突然の倒産。2016年4月にアンベル株式会社を創業し、「超軽量折りたたみ傘」などの高機能傘の開発に邁進している。
一般社団法人日本日傘男子協会の理事も務める。