新型コロナウイルス、工場の状況

新型コロナウイルスの関連する協力工場の状況をお知らせします。協力工場によって異なりますがが、2/21現在の概要は以下の通りです。協力工場の拠点は中国福建省です。

縫製工場

  • 事務所・・・再開しており、連絡が取れる状況です。工場によっては在宅勤務を実施しています。
  • 見積もり・・・見積もり受付しておりますが、過去実績をベースに見積もりを算出している状況です。最新の材料価格は把握できていない状況です。
  • 出荷・・・先週末から船積み出荷再開しています。ただし春節前に検品・梱包が終わっているものを出荷している状況です。航空便も再開しています。
  • 生産・・・稼働率5%〜85%と、工場によって格差があります。この格差は地元採用が多い工場と地方採用が多い工場との差があると思います。地元採用が多い工場は稼働率が高いです。

縫製工場のサプライヤー

  • ここで言うサプライヤーは生地メーカー、骨メーカー、ハンドルメーカー、服飾資材メーカーを指します。
  • サプライヤーは広東省や浙江省などに拠点があります。
  • ほどんど稼働していない状況で、3月上旬〜中旬に再開予定です。
  • 工員さんが省をまたいで移動する場合は14日間の隔離が必要とのことで、再開予定であっても3月末までは安定しないと推測されます。
  • アンベル社のほとんどの生地は台湾や日本で製造しており、生地生産には影響がありません。

今後の見通し

安易な発言はできませんが、生産は少しずつ安定する・・・のではないかと思われます。ただ3月末までは安定せず、納期に影響する可能性が高いです。

また工員さんが集まらないなどの理由で営業再開の見通しが立たない工場が今後は出るかもしれません。そして納期だけでなく、原材料在庫が薄い間はコストが上昇する可能性があります。


この記事を書いた人
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Yoshihiro Tsujino / Amvel inc. CEO

1992年、創業明治17年の傘の老舗企業へ入社。営業→企画へとキャリアを積み、「業界初の安全自動開閉傘」や「風に負けない傘」などを開発し耐風傘ブームを作る。その後、役員へと歩むものの、2016年2月に突然の倒産。2016年4月にアンベル株式会社を創業し、「超軽量折りたたみ傘」などの高機能傘の開発に邁進している。

一般社団法人日本日傘男子協会の理事も務める。