アンベル株式会社のホームページへアクセスありがとうございます。
私は代表を務めております辻野義宏と申します。
弊社は2016年4月に創業した、傘OEM専門のアンブレラメーカーです。
2020年1月期(第4期)の決算がおわり、創業から4期連続黒字で終えることができました。これもひとえに、お客様やお取引先様をはじめ、関係者各位の皆様の温かいご支援とご愛顧のたまものと心より感謝しお礼を申し上げます。
さて、前期(2019年2月〜2020年1月)を振り返りたいと思います。
目標は以下の3つを掲げました。
- 海外販売の拡大、売上全体の10%を目指す
- 新しい販売チャネルの開拓
- 小ロット・クイックレスポンスの実現
①海外販売の拡大、売上全体の10%を目指す
目標を達成し、海外売上は全体の13%となりました。
海外の主力地域である香港ではデモの関係で後半売上が失速しましたが、クラウドファンディングKICKSTARTERの個人向け受注が想定よりも大きく、最終的に海外売上が全体の13%に達しました。
②新しい販売チャネルの開拓
新規お取引も順調に増やすことができました。
目標に掲げていた、ノベリティ・ミュージアムショップ・アーティストグッズなどのチャネルを開拓しました。第4期は約35社様との新規お取引を開始しています。
③小ロット・クイックレスポンスの実現
目標の3つめの、QR対応については少々実現が遅れております。
現状中国を中心に日本や台湾でも傘製造をしていますが、核となる傘フレームの製造は中国一極集中の状態で、日本製や台湾製の傘であっても、傘フレームは中国製というのが現状です。そのような状況下でのQR対応は難しく、現状は自社企画アイテムを後加工する方法でQR対応を実施しております。
今期(2020年2月〜2021年1月)の目標
香港のデモ、新型コロナウイルス、消費税増税、異常気象など、ネガティブな商況が継続される想定をしております。
また業界全体で言いますと、傘の輸入数・輸入金額は減少傾向となっております。楽観視はできない状況ですが、以下の成長目標を掲げます。
①新規開発商品の開発スピードを上げる
最近クラウドファンディングやAmazonに出品されている商品で、傘専業でないメーカーさんの商品流通量が拡大していると感じます。
いわばネット販売に強いメーカーさんだと思いますが、価格も安くPRもすごく上手。しかし商品自体は日本人の要求する品質に即していないのが実情です。
アンベル社としては傘専業の強みを生かし、ユーザーに歓迎される機能性や利便性を追求しつつ、より早く商品提供できるようにしていきます。
②海外販売の拡大、売上全体の15%を目指す
海外売上はもっと伸びる余地があると考えております。自社サイトで越境ECも開始しており、また海外での展示会出展も決定しています。アンベル社のOEMノウハウや製品に興味のある人は世界中にいると考えています。
OEM案件受注ベースと自社越境ECサイトの実績ベースですが、アメリカ、カナダ、イギリス、オランダ、ロシア、ブラジル、オーストラリアルーマニア、イスラエル、シンガポール、そして中国、香港、台湾などのさまざまな国からオーダーをいただいている状況です。
③サステナブルな会社・ブランドを目指す
最近、サステナビリティという言葉をよく耳にすると思います。
輸入される傘の半分が使い捨て傘と想定されております。アンベル社では使い捨て傘の製造や販売はしておりませんが、少しでも長く使える品質・材質のよい傘を提供したいと考えております。また軽量タイプの折りたたみ傘の利用を推奨することで、急な雨でも使い捨て傘を購入しないという啓発活動をしていきたいと思います。
これからもアンベル株式会社は傘の専門性を高め、OEMのリーディングカンパニーを目指し成長を続けていきますので、よろしくお願い致します。
CEO 辻野義宏